・・・。
長年慣れ親しんだ職場が都内に移動することになり
週末は引っ越しの準備に仕事のほとんどの時間をとられてしまった。
机の引き出しを整理していると、色んな物が出てくる出てくる。
フィギアのパーツとか古くなった名刺とか、
昔、仲間と撮った写真とか・・・。
あ、懐かしいのが出てきたなぁ。みんな若い(苦笑)
片付けの手を止めて写真の中で暫し笑っている仲間の顔を眺める。
・・・おっと、片付け片付け。
仕事を再開して荷物と格闘していると
別フロアで仕事をしている同僚が青い顔をして部屋に入ってくる。
「どうした?」
「○○が亡くなった・・・」
「・・・え?」
さっき見た写真のなかの笑い顔・・・。
突然の事で事態が把握できない。
翌日、今の職場最後の日。
片付けを終わらせ、通夜に向かう。
ご焼香を済ませ、通夜に訪れた人達が集まっている部屋に通される。
職場の上司と一緒に写っている彼のパネルが飾ってあった。
遺影の彼とはちがういつもの彼の姿がそこにはあった。
昨日見た写真と同じ、笑っている彼がそこにいた。
「残念だ・・・」
こんな言葉しか思い浮かばない。
・・・本当に残念だ。
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